松本散策~ゆかしき校舎

ふらり松本散策、続編です。

今回は、和と洋が織り混ざる、ゆかしき校舎を訪問。

20130831旧開智学校パネル

明治9年に新築され、
昭和39年に女鳥羽川沿いから移築復元された
重要文化財の「旧開智学校」を観てきました。



興味のある方は、追記をご覧ください。*^^*

当時の正式名称は、
「第二大学区筑摩県管下第一中学区第一番小学開智学校」だそうです。

line小花


正直言うと、当初、ここに来ることを決めていたわけではなく、
松本城を出る時、どうしようか迷っていたんです。
時間が残っていたので、案内を見て決めました。^^
松本神社前の歩道を渡ってさらに北にてくてく。
数人の観光客も同じ方向。
地図無しでも大丈夫そう~、気楽にプラプラ。^^

松本城から10分ほどで着きました。
名前は知っていたけど、来たのは初めて。

「昭和40年から教育博物館として一般公開。
明治、大正、昭和3代の教育資料10万点のうち一部を展示。」



せっかくなので、入館チケットの説明を一部そのまま引用します。
興味のある方はどうぞ。^^

「校舎の建築: 
明治6年(1873)筑摩県学を継承して開校され、
同9年(1876)校舎を新築した。
校舎の新築は時の筑摩県権令永山盛輝らにより計画され、
松本の大工棟梁立石清重がはるばる東京へ出向き
東京大学の前身開成学校などを参考にして設計施工した。
工費1万1千円の約7割が松本町全住民の献金によるものであった。」

「重文指定: 
明治5年学制が施行されてまもなく建てられた和洋混交の擬洋風建築で、
わが国建築文化史上貴重な遺構として
昭和36年重要文化財に指定された。」

20130831旧開智学校石碑

白壁と窓のコントラストが綺麗。
東に美ヶ原方面の山並みがのどかに望めます。

20130831旧開智学校1

一番のシンボルは屋根の8角形の塔でしょうか。
正面には車寄せとバルコニー。
雲と龍の彫刻… なんだか「千と千尋の神隠し」連想しましたよ。^^

20130831旧開智学校2

海抜596mなんですね~。
余談ですが、この地域の川は日本海に流れます。
南信州とは流れが逆です。分水嶺は善知鳥峠(うとうとうげ)。

20130831旧開智学校の標

奥の入り口から入って観てきました。

ぴかぴかに磨かれた木の床がどこか懐かしい。


明治20年(1887)の大棟鬼瓦(おおむねおにがわら)。
何とも言えないずっしり感~。

20130831旧開智学校の鬼瓦

内部で、とても美しいと心惹かれたのはこの景色。
ステンドグラスのある講堂です。
モダンな木製の手すり(柵?)が味わい深い。

20130831旧開智学校・講堂

講堂近くの扉を良く見ると、

20130831扉の向こうの講堂

彫刻が施されています。
「桟唐戸(さんからど)の彫刻」だそうです。
あちこちの扉に、こんな彫刻や絵が見られましたよ。

20130831桟唐戸の彫刻

ん??

20130831不思議なドア

「ふきぎなドア」?

20130831「不思議なドア」

女鳥羽川沿いから移築復元された時
教室棟は取り壊されたらしいので、
このドアは、そこに続いていたのかな~。
開けたらタイムスリップしたりして。^^



階下に降りて「教室風景」。
教材は触れていいものがあって
物珍しそうに触っている人達も。

20130831教室風景

ピアノとオルガンは触るの不可。
でも、近づいてみると、とてもモダンで綺麗。
今で言うアンティーク家具のようですね~。
いつの時代のものか分かりませんが、
当時としてはかなり高機能で、相当高価だったのでは?

20130831教室のオルガン1

どんな音が響いたのでしょうね~。
そして、子供たちはどんな歌を歌っていたのでしょう。
空想の羽根が羽ばたきます~(^^ )。☆'゚

20130831教室のオルガ2

この学校、子守の奉公に出て働いていた
背に赤ちゃんを負う少女たちを集めて
「子守教室(だったかな^^)」を開いて教えたり、
林業に従事する若者の教育もしたのだとか。
働く少年少女たちの、大切な学びの場所でもあったようです。


line小花


時計を見ると、戻る予定の15:00を回ってしまったので
ちょっと慌てて、ここを後にすることに。
でも、限られた時間で、
館内まで入って観られてラッキーでした。^^


来る道すがら、屋根の塔が珍しいな、と気になった校舎。
帰り道、その学校の門を見てみると
なんと現在の「開智小学校」でした~!(*゚o゚*)!。

20130831現在の開智小学校

土曜日でお休みだし、フェンス越しに撮ってみましたよ。
平日なら怪しまれたかな~。

え?土曜日でも怪しいって?^^;




       読んでくださってどうもありがとう~♪

ゴールデンレトリバーおすわり野の花ライン

コメントの投稿

非公開コメント

こんにちは~^^

コンサート前に「ぶらり・・・途中下車」ですね^^
これから待ちに待った待望のコンサートを前に高揚する気持ちを
落ち着かせるのにもってこいの散策だったのでは?

NHKのドラマ、おひさま だったかな?
松本と安曇野を舞台にした物語・・・主人公の陽子が教師をしてた
時代や信州の美しい自然、お兄さんが勉学に勤しんでいた松本の風景
、そんなことを思い出しました。
「ふしぎなドア」・・・「どこでもドア」みたい(*^_^*)
古き良き時代の「旧開智学校校舎」、教育県信州ならではの重みと
清廉さを感じました。現在の「開智小学校」との比較もまた楽し・・・
ですね^^
ますます、コンサートへの期待が高まりますね♪

タクママさん♪

お付き合いくださってありがとうございまーす。*^^*

そうなんですよ、食後の良い運動になったし
なんとなく落ち着かない気分が飛んで、良い時間を過ごせました。^^
雨だったら、芸術館の道路を挟んではす向かいの美術館にいたかも。
でも、青空の下を歩くのって、やっぱり気持ちがいいです。

おお、タクママさん、「おひさま」観ておられたんですね~ (*'▽'*)。
たしか、井上真央ちゃん主演でしたよね。
私は練ドラがちょっと苦手で見てないんですが、
ちらっとだけ見たことはありますよ。^^
安曇野だけじゃなくて、松本も舞台になっていたんですね~。

なるほど「どこでもドア」、いいですね~(〃'▽'〃)。
ほいっと、行って帰ってこられたらなぁ。

ね、なんだか、教育県信州を押し出しちゃいましたね。^^;
でも、信州を褒めてくださってありがとうございます。

コンサートね~、いつになったら辿り着けるのやら(^▽^;) 。

こんばんは!

明治の建物って、洋風の中にも和の匠の技がふんだんに使われてて、どこか重厚なモダンを感じます。
当時の工事費1万1千円って、今で言うとかなりの高額なんでしょうね。
それの7割が住民からの献金だったなんて、町民の教育に対する意識の高さがうかがえて驚きです。

あっ、私もタクママさんと同じく『どこでもドア』を連想しました。
ドアの向こうの当時の様子をそ〜っと覗いてみたいですね。

現在の開智小学校もシンボルの塔を引き継いでるんですね、面白い!

『永山』......聞き覚えがあると思い、ちょっと調べてみました。
私の故郷(北海道旭川)に永山と言う地名があるんです。
北海道開拓に従事した永山武四郎と言う鹿児島県出身の武人の名前をつけたものですが、なんとこの武四郎さんはこの校舎の新築を計画した永山盛輝さんの弟だそうで、ビックリしてます。

明治維新後の鹿児島県人達は日本全国に散らばって『新しい日本』を作るために奔走してたんですね。
関係ない事で長々とごめんなさい。

古き良き日本を楽しませていただきました、ありがとうございます!

コトコトさん♪

ほんと、この時代の建物は、
「新しい時代への飛翔」を意識したモダンさと
それまで培われてきた技の重厚さとを併せ持っていますよね。

この工事費を今に換算するのがちょっと恐ろしい気がします。
相当な負担で、かなりきつかったことでしょう。
全町民から献金されているからこそ、
一部の子弟の為だけでない、
開かれた教育を目指して苦心したのでしょうね。
私も、館内の資料を観て、その点に強く感銘を受けたんです。

そうなんですよ、シンプルな8角形の塔を付けて
今の開智小学校も、歴史を誇りにして引き継いでるんでしょうね。

おぉ、「永山」さんからつながりましたね~ (*'▽'*)。
兄弟が遠く離れて活躍していたわけですね。
なんだか、不思議なご縁のようなものを感じたりして。^^

明治維新当初は薩長が主に政治の中央を握っていたから
その出身者が地方へも多く派遣されていたのでしょうか。
「夜明け」ながらも、きな臭さが抜けない、
むしろ増していくような大変な時代でしたよね。

とても興味深いコメントをありがとうございます!!(^-^)

No title

こんにちは!

とても素敵な建物ですね^^
日本流に解釈された洋風の建物というか。
ところどころに垣間見える和風の趣がとても素敵です。
青空に白い壁が映えてまたきれいですねー。

正面の部分がかっこいい♪
「千と千尋の神隠し」、うんうん、わかります!

こういった建物がずっと残されてるっていいことですね。
ぶるどねーじゅさんのブログと皆さんのコメントで勉強になりました!

ちょしっちさん♪

なかなか趣のある建物でしょう。^^
地元の大工棟梁が、精一杯、初めての「洋風」を
自分の腕でがっちりと手がけたんでしょうね~。
白壁が綺麗ですよね。

そう、正面の部分の雲と龍の彫刻とか、
塔の部分はどこか、和風からも外れてるようで、
雰囲気、「千と千尋の神隠し」が浮かんでくるんですよ。^m^
分かってもらえて嬉しいです。*^^*

ここはきっと、松本の人々の宝の一つでしょうね。
国の文化財でもあるから、大切にされることと思います。

こちらこそ、ありがとうございます。
意外なところで繋がりが見つかったり、
皆さんのコメントでプチ発見をさせてもらいました。
私自身も、勉強をさせてもらって感謝です。(^-^)

No title

趣のある学校ですね。
木の机や椅子にも懐かしさを感じます。
北海道では函館のような感じです。
この頃からYAMAHAのオルガンがあったのですね。
温かな音がしそうです^^

HALさん♪

ほんと、木の机や椅子、温かみと懐かしさ、感じます。*^^*

函館ですか~、懐かしいです。
学生の頃、合唱コンクール全国大会が函館であって
青函連絡船(悪天候で酔っちゃったんですけどね^^;)
を降りた時の感動を思い出します(¨*)。
見たことのない街並みでした。

ね、立派なYAMAHAのオルガン、びっくりしました。
HALさんのコメントから興味が湧いて検索してみたら、、
YAMAHAは創業者の、1台のオルガン修理をきっかけに
明治22年(1889)に浜松に山葉風琴製造所としてスタートしているので
ここのオルガンの立派さからすると、
明治時代後半以降、もしかすると大正時代以降のものかもしれませんね。

ほんと、電気とは違う、温かい響きが聞こえてくるようです。(^-^)

旬の花時計
プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

最新記事
リンク
カテゴリ
山 (5)
川 (1)
雪 (4)
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QRコード