pensée セクハラ罪について

#WithYou #MeToo

2018年5月18日「セクハラ罪とうい罪はない」という答弁書を閣議決定。
こんな幼稚で恥ずかしい大臣たちを反面教師に、
真剣に日本も、フランスのようにセクハラをきちんと定義して
刑法にセクハラ罪を規定すべきなんじゃないかと思う。

’Pansy' の由来 はフランス語 'pensée' 「思考」
20180506 IMG_8114パンジー
2018.05.06 今シーズンはこのタイプ2種がビオラと一緒に庭に咲いています。

知らなかったのですが、フランスにはセクハラ罪が刑法に存在。
セクハラ罪 2年以下拘禁刑及び 3万ユーロ(約392万円)以下の罰金
しかも、被害者が圧倒的に弱い立場など、一定の条件下では処罰は1.5倍重くなる加重規定があるという。弱者保護の精神は、さすが人権の国。

26年前の1992年には最初の「セクハラ罪」ができていたというから素晴らしい。

参考:
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2012_10/france_02.html

1992年7月22日の法律で初めてセクハラ罪を規定し、「ある人物が性的な快楽を得る目的で、自らの職務によって得られる権限を濫用し、命令、脅迫又は強制という手段を用いて、他者に対して執拗に嫌がらせを行う行為」と定義した(刑法典第222-33条)。

2012年8月6日の法律では、「ある人物に対し、性的な暗示を含む言葉又は行為を繰り返し強いる行為であり、それらの言葉又は行為は、その人物を傷つける、又は侮辱するものであることから、その人物の尊厳を侵害する、又はその人物に対して威圧的な、敵対的な若しくは侮辱的な状況をつくるものである」と定義されている。また、「繰り返す行為がなくとも、加害者本人のためであれ、第三者のためであれ、実際に又は明らかに性的な行為を行う目的で、あらゆる形態の重大な圧力を用いる行為」もセクハラとみなされる。

定義の明確化とともに罰則が厳格化され、「1年以下の拘禁刑」が「2年以下」となり、1万5000ユーロ以下の罰金」が「3万ユーロ」となった。また、セクハラ行為が以下の条件で行われた場合、処罰はより重いものとなり3年以下の拘禁刑及び4万5000ユーロ(約588万円)以下の罰金となる。

・ 職権の濫用により行われた場合
・15歳未満の未成年に対して行われた場合
・ (年齢、病気、身体障害、肉体的若しくは精神的障害、又は妊娠によって)特に脆弱であることが明らかである、又はそれを加害者が承知している者に対して行われた場合
・ 経済的・社会的な立場が不安定なために特に脆弱である、若しくは依存していることが明らかである、又はそれを加害者が承知している者に対して行われた場合
・加害者又は共犯者として行動する複数人によって行われた場合


因みに、究極のセクハラである強姦罪の場合10年以上15年以下の拘禁刑だが加重規定適用だと10年以上20年以下。
強姦致傷だと10年以上20年以下、強姦致死だと10年以上30年以下、拷問強姦致死罪(第222-26条)は無期懲役。
一方、日本の刑法では強制性交等罪・準強制性交等罪が懲役5年以上、同致死傷罪が懲役6年以上。
日本は改正して引き上げられてもまだまだ軽い上に、不起訴になったり、起訴されても簡単に執行猶予がついたりと、性犯罪者に甘い。

line小花

セクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ)というのは、言葉による嫌がらせや、日本の刑法に抵触しない程度の迷惑行為だけを言うのではないということ。広い意味では、例えば強制性交罪(かつての強姦罪)、強制わいせつ罪などの刑事犯罪にあたる行為から、民事上の不法行為にあたるとまでは判断されないマナー違反まで含む概念であるということ。日本の社会ではそれが広く認識されてはいないところに問題があるにしても、大臣レベルがここまで不見識なのは大問題だと思う。
セクハラを含むハラスメントは身体的、精神的、性的または経済的危害を引き起こす重大な人権侵害だということを認識できる人でなければ、人の上に立つ仕事に就いてもらいたくない。

東京新聞2018年5月19日 朝刊
「ILO、セクハラに初の国際基準 拘束力伴う条約目指す」によると

「国連の国際労働機関(ILO)は年次総会を二十八日から六月八日までスイス・ジュネーブで開き、職場での暴力やハラスメントをなくすための新たな国際基準を話し合う。セクハラを含め、仕事に関わるハラスメント全般を直接扱った国際基準はこれまでなく、今回の議論を経て来年の総会で採択を目指す。・・・・・
ILOがたたき台の作成に先立ち八十カ国の現状を調査した結果、仕事に関する暴力やハラスメントを規制する国は六十カ国で、日本は「規制がない国」に分類された。
 日本は、男女雇用機会均等法で職場のセクハラ防止措置を事業主に義務付けるが、セクハラの定義や禁止規定はなく、被害者保護、救済の壁になっている。」
このままで良いはずがない。

そんな中、5月10日報道ステーションの特集「セクハラを考える~老舗企業に“変革”」を見て、創業120年のカゴメの改革に感銘を受けた。「女性が働きやすい会社しか生き残れない」として社長が改革に乗り出し、社員から役員まで女性の比率を50%にし、業績が大幅に向上したと。素晴らしい内容だった。
ハラスメントをなくし、人口の半分の女性の人権を尊重し、持ちうる能力を存分に発揮できるようになれば、社会全体の生産性も格段に上がって、男性も含めてより多くの人々の仕事や暮らしに余裕が持てる思う。


line小花

次のサイトも、分かりやすくまとめられていて面白い。
フランスのセクハラ法
https://www.cuorec3.co.jp/info/world/08.html


備忘録

2018年5月18日政府は、「現行法令において『セクハラ罪』という罪は存在しない」との答弁書を閣議決定した。財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ問題を巡り、麻生太郎副総理兼財務相が「『セクハラ罪』という罪はない」と繰り返し発言したことに批判が相次いでおり、逢坂誠二氏(立憲民主党)が質問主意書で見解をただした。(毎日新聞)

麻生財務大臣がマニラ(2018.05.04)で、そして帰国して閣議後(2018.05.08)にも、2回も記者の前で発した「セクハラ罪という罪はない」と。人権意識の怖ろしいほどの低さが国際的に露呈してしまって恥ずかしい。歪んだ口から吐き捨てられる言葉や睨みの眼光にはいつも人を見下す傲慢さがはばかることなく現れる。財務省が認めて謝罪していた福田財務事務次官のセクハラも、大臣はしばらく認めていなかった。15日だったか、国会でようやく認めて、謝罪ととれる言葉を吐くように言っていた。
でも、「セクハラ罪という罪はない」という答弁書を18日に閣議決定したのだそうだ。「総理夫人は私人」に続き、またまた情けない閣議決定だこと。。
旬の花時計
プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

最新記事
リンク
カテゴリ
川 (2)
雪 (5)
月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QRコード