だらしない国

3月30日付の信濃毎日新聞、総合面に載っていた写真が悲しい。
時は3月28日、場所はニューヨーク国連の会議場。
クローズアップされるのは、日本の席に置かれた大きな折鶴。
そこに書かれていたのは "wish you were here."
「あなたがここにいてくれたら。」
折鶴は平和と核兵器廃絶への願いの象徴。
12歳で亡くなった佐々木禎子さんのことを思い起こす。
こともあろうに、
日本政府は「核兵器禁止条約」の制定交渉に不参加を決めた。
これまで言い続けてきた「唯一の被爆国としての責任」はどこへやら。
情けない。
米国に忖度してとの決定と?
つくづく情けない。
2016年5月27日広島での決意はどこに。
首相の言葉はいつも簡単に翻る。

国連で核廃絶を訴えた被爆者代表の藤森俊希さんは
退職後、茅野市に移住され、今は信州人。
日本政府代表の高見沢将林軍縮大使は南牧村出身だそう。
どちらも信州、八ヶ岳山麓の里。
こんな偶然さえも、どこか悲しく響く。


一方、戦争ではない被曝についても、この国は懲りない。
3・11福島第一原発事故、
メルトダウンと放射能汚染がもたらし続ける惨状を知りながら。

2016年3月に出された大津地裁、高浜原発運転差し止めの画期的判決は
2017年2月28日、大阪高裁があっさり覆した。
2017年3月30日、広島地裁が住民による四国電力伊方原発3号機運転差し止め申請を却下。

差止めの判断を出せば、人事面で不遇になる背景があるそうだ。(*追記に参照とした記事)
事実、2015年に5月21日の大飯原発差止め判決を出した
福井地裁の樋口英明裁判長は家裁に異動と。
政府や電力業界の意向が裁判官の人事権に絡んでいるとしたら。
三権分立、成り立っている?
司法までこうでは、絶望的な気持ちにさせらる。

破滅のリスクを背負いながら、
捨て場のないゴミを延々と出し続けるつもりらしい。
まるで、3・11がなかったかのように。

核の恐ろしさを世界で一番知っているはずなのに
核に対して、実は一番だらしのない国に思えてきた。


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参照:
瀬木 比呂志さん (明治大学教授、元最高裁判事) 対談記事
<2017.4.1 司法が露骨に原発再稼働を後押し! 大阪高裁「反動判決」の意味>
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51347?page=2

より、
「福井地裁の樋口裁判官は、大飯原発差止め判決を出して名古屋家裁に異動になり、異動の直後に、職務代行で高浜原発差止めの仮処分を出しました。」

「高浜原発についての、福井地裁の樋口英明裁判長によるもう一つの差止め仮処分(2015年4月)を取り消した決定(同年12月)に至っては、異動してきた3人の裁判官すべてが、最高裁事務総局勤務経験者だったのには、本当に驚きました。」


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2014.5.21
大飯原発運転差止請求事件判決要旨全文
http://www.news-pj.net/diary/1001

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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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