化石賞受賞って

11月17日の午後、FMがおよそ次のようなことを言っていました。
(記憶による為、正確ではありません。)
「#cop22 パリ協定・マラケシュの会議で、温暖化・気候変動に対する取組みの国(地域)別ランキングが公表され、日本は最下位から2番目にダウン。石炭等の化石燃料による発電量が増え、また原発に固執する姿勢が厳しく問われている」と。
耳を疑いました。
上位にいるとは思わないまでも、そこまで下位とは。
1分にも満たない短いニュースに衝撃を感じて色々調べたのですが、すぐにはヒットしませんでした。

翌18日、Germanwatchさんのサイトでそのランキングを確認できました。

Climate Transparencyによると
"Japan once again dropped two places as national experts criticize their government for a very poor climate policy. "
「国内の専門家が政府の気候変動に対する政策(climate policy)の乏しさを批判し、結果、日本は昨年より順位を2つ落としている。」
20161122CCPI2017Overall Results上位3は空席。
58カ国中57位ということのようです。
拡大すると↓
20161122CCPI2017 clip of Overall Results確かに60位。
日本はvery poorの仲間。
カテゴリの配分を見るとオレンジ帯の狭いこと!
緑色の帯も狭いです。

20161122CCPI2017 index categoriesカテゴリの配分を拡大してみました。


緑帯は再生可能エネルギー。
日本では…
太陽光パネルの数は増えているのになぁと、経産省のサイトのエネルギー比を見てみると、再生可能エネの比率は未だわずか3%そこそこ。しかも驚いたことに、火力発電の石炭への依存度が増していて30%近くもあることを初めて知りました。


オレンジ帯'climate policy' は気候変動に対する政策。
日本では…
未だに原発再稼動ばかり謳ってクリーンエネへの転換を促す気配すら見られません。それどころか、石炭火力発電や原発技術を輸出しようとする姿勢。呆れます。
いかに日本政府の政策が乏しいか問われています。

これらを変える方向に転換し軌道に乗れば、おのずと青い帯のCO2排出量抑制やその技術開発を示す幅は広がるはずです。


図は全てGermanwatchさん出典
20161122CCPI2017 World Map

ところが、例えば読売新聞の論調はこうです。
「一刻も早く原発を再稼動させて、CO2排出量を下げなければ汚名返上できない」と。
産経にいたっては感情的に後ろ向きな論調。恐ろしさを感じます。
 
原発は生活や自然環境を破壊することは証明済み。しかも、維持するだけで電力を食い、膨大なコストを要するのに。
一昨日などは、震度5の地震で福島第2原発の冷却装置がストップ。第1原発の事故を連想して肝を冷やしたばかり。
地震のたびに「原発は?」と心配をしなくてはいけない中、いずれ必ずやってくる巨大地震を前に、どうして「再稼動」などと言えるのか神経を疑い本当に腹が立ちます。

11月4日に発効となったパリ協定。
日本はTTPで後回しにしていたけれど、ようやく11月8日に衆院で全会一致で承認案を可決、同日批准したんですね。

11月19日付 信濃毎日新聞の国際面に、こんな悲しい記事を見つけました。
温暖化対策妨げ 日本に「化石賞」 
”世界の環境保護団体で組織する「気候行動ネットワーク」は17日、地球温暖化対策の前進を妨げている国に贈る「化石賞」に日本を選んだ。温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を批准しながら、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出の多い石炭に依存し、石炭火力発電技術を海外輸出する矛盾した行動が理由。協定の締約国会議が開かれているモロッコ・マラケシュで発表された。会議に参加中で、石炭火力に批判的な山本公一環境相は「覚悟していた」と苦い表情だった。”

環境立国から程遠い姿、すごく悲しいです。

パリ協定発効は第4次産業革につながりうる重要なスタートでもあると耳にしています。
”批准により、日本も「30年度に13年度比で26%削減」との目標達成へ努力する義務を負う”
ということだけに追われるのではなくて、もっと先、半世紀、1世紀後のビジョンを描いて、再生可能エネルギーへ大きく舵を切って欲しいと思います。

        Thank you for coming~♪
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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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