マルセイユの朝~スタッド・ヴェロドロームと夾竹桃など

9月下旬の南仏旅行より。
記 2016.11.15
事前の旅情報ではどれも「治安が悪い」。それでマルセイユでの観光は期待せず、単に「旅の入口」と捉えていました。でもそれは大きな間違いでした。空港に到着後、ホテルへの移動時に目にした街の夜景は旧い石壁の建物が光に浮き出るようで、それは美しいものでした。その際、現地ガイドさんから「欧州文化首都に選ばれたおかげで荒廃していたエリアも再開発され、ここ3年ほどで見違えるように綺麗な街になった」と聞き、古い建造物を生かしながら再生されていることを知りました。
* 欧州文化首都とは欧州連合 (EU) が指定した都市で、一年間にわたり集中的に各種の文化行事を展開する事業のこと。
マルセイユは2013年・欧州文化首都の一つとして整備され、約900もの文化行事を一年間繰り広げ、街の人々も意識が芽生え、観光客を集める活気ある街に蘇ったのだそうです。
2600年の歴史を持つフランス最古の都市。そう、パリよりも古いのです。
多民族なコスモポリタンとしても学ぶものが多い街のようです。(追記につづく。)

朝食後、ツアー出発まで時間があったのでホテル周辺を散策したくなりました。
*** プラド・ロータリーから Boulevard Michelet ミシュレ通りへ ***
20160924DSC00001マルセイユ・プラド・ロータリー20160924IMG_3603マルセイユの路線図(ここはRound-point de Prado)
ロータリー近くの横断歩道を渡る。マルセイユの路線図。
赤青黄などの中空太線がメトロの模様。右下に夜間図もあって親切。
20160924DSC00003マルセイユのレンタサイクル20160924IMG_3598可愛い車
8分と13分指定ってどこまで行ける?!
せっせと漕がなくちゃ財布が痛そう。
可愛い車発見。それにしても、駐停車禁止標識あってもお構いなし(笑)
20160924DSC00005スタッド・ヴェルドローム20160924DSC00007スタッド・ヴェルドローム・ブティック
スタッド・ヴェロドロームに到着!
サッカーのオリンピック・マルセイユのホームと聞き、見てみたくなりました。
オフィスも立派。10月2日にはラグビーの試合があるのかな。
20160924IMG_3607スタッド・ヴェルドローム20160924IMG_3608ヴェロドローム、これ以上は入れません
案内板下方の赤丸が現在地階段を上ってみると進入禁止のテープの向こうは工事中。人が小さく感じます。

20160924IMG_3609ヴェルドロームから南方向の景色8時なのに朝ぼらけ。
朝日がようやくビル壁面を照らして。
夜遅くまで明るいけど、夜明けは遅い。
向こうの白っぽい岩山、気になるなぁ。

20160924DSC00013街路樹の樹形とミシュレ通り20160924DSC00014マルセイユの長いバス
'Boulevard Michelet' ミシュレ通り。
街路樹や側道などを備えた広い道路をブールバール(Boulevard)と言うらしい。
長いバス!
蛇腹で繋がって2連になってる。
20160924DSC00015ヤシの木と集合住宅20160924DSC00016ベランダのキョウチクトウ
ヤシの木と背後に糸杉かな。なんと!ベランダにキョウチクトウがはみ出して咲いています。枝振りから見て大きなコンテナに植わってそう。

*** Avenue du Prado プラド通りへ戻る ***
20160924DSC00004マルセイユのキョウチクトウこちらはマルセイユに来て初めて見かけたキョウチクトウ。
ロータリーに出る前、プラド通りの建物の生垣に植えられているのを発見。
信州では見かけないし、好みの花木ではないけど、暖地では交通量の多い路線沿いに沢山植えられていて見慣れていたので、すぐに目が留まった。
この後、行く先々で見かけることになるとは思いもしませんでした。
20160924IMG_3600朝7時半には開業のラボ20160924DSC00021アルメニアン・カトリック教会Cathedorale Apostolique
プラド通り。朝7時半には始業のラボ。
画像専門の医療検査機関?
こちらでのお医者のかかり方はどんな風でしょ。
"Cathedorale Apostolique"
既載のアルメニアン・カトリック教会
20160924IMG_3614露天の新鮮魚介の食べ物屋さんあちこちに露天の食べ物屋さん。
でもここは魚介専門らしい。新鮮な魚や貝類がどんどん運ばれ陳列される。氷の山に挿し並べてあるのは海老かな。
こんなお店見たことない。なんだか美味しそう。そう言えば、魚介を煮出して作るブイヤベースはマルセイユが起源とか。
脇にはテーブルセットが整然と並んでいてそこで食べられそう。
他にも、来る時のまだ薄暗い時間にパン屋さんの店先にはもうテーブルが出ていてお客さんが朝食摂ってたなぁ。

*** Avenue de Mazargues マザルギュ通りからツアー・スタート ***
20160924IMG_3615ホテルのあるマザルギュ通り20160924DSC00024ホテルMercureの窓から
マザルギュ通りへ戻る。ホテルの窓から快晴のマルセイユ。
20160924DSC00026ホテルMercureの窓から20160924IMG_3617ホテル窓から白い岩山
レンガ色で、筒を縦に割ったような瓦の屋根がどこか懐かしい。
沖縄のそれと少し似ているような。
望遠で。
スタッド・ヴェロドロームから見えた白い岩山が近く見えます。
向こう側にカランク国立自然公園があるのでしょうか。
20160924DSC00027ホテルMercureの窓から.20160924IMG_3619ジルさん運転バス9時2分地中海に出る
道路が路駐の車やバスで一杯。この大きい方の白バスが、弾丸で私達をあちこち連れて行ってくれるのでした。いよいよ出発。このバス、とっても快適でした。
ほぼ自由席という気楽さが弾丸の疲れを軽減させてくれました。ここ1年の情勢でフランス旅行を選ぶ日本人が激減という悲しい事情も手伝って。。その現象、顕著なのは日本人だけらしい。何かあれば「自己責任」などと冷たく言う国なので仕方ないけど。

20160924DSC00028プラド通りを下りた所にダビデ像

20160924IMG_3620オールのような碑と地中海
プラド通りを下りてダビデ像を右折。地中海!!
20160924IMG_3621白い岩山の岬を背に20160924IMG_3622旧港の方へ
ランナー気持ち良さそう。
バスは白い岩山の岬を背に。
旧港方向へと進む。
記 2016.11.15

野の花ライン野の花ライン
   
  
地中海に開かれた玄関口であり続けるマルセイユ。
流入する移民や難民の問題も抱え、どう向き合っているのかという部分も興味深いです。
南仏は保守派が強いと耳にしたことがあるのですが、日本のような感覚でひとくくりに見てはとんでもない誤解をしてしまいますね。

「欧州文化都市」や、マルセイユのことを調べていて、ナショジオ日本版(2012年3月号 超国際都市マルセイユ)の次の一文に目が留まり、フランスという国の懐の大きさ、柔軟さに改めて惹きつけられる思いがしました。
「マルセイユには、ユダヤ教、キリスト教、仏教、イスラム教の指導者が集まる「マルセイユ・エスペランス」という組織があり、市と協力して暴動や騒乱を未然に防いでいるそうです。行政がそうした取り組みをできるんだというのが、私にとっては新たな発見でした」と。
他の宗教を尊重し、対等に共存する努力をされている!!!
これが世界中で実現できたら、大半の戦争を未然に防ぐことにつながるのではないでしょうか。


また、
DE Magazin Deutschland 2/2013 Japanese
http://mc.deutschland.de/fileadmin/media/e-paper/epaper-Deutschland_2-13_J/page53.html
によると、
マルセイユ/プロバンス都市圏が文化首都に選ばれた根拠のひとつは「地中海」という視点。
アルジェリア、モロッコ、チュニジア、エジプト、イスラエル、パレスチナの文化施設や芸術家との共同作業で900ものプロジェクトが成し遂げられたということにもスケールの大きさを感じます。

フランスは文化首都事業の副総裁にドイツ人を起用し、独仏関係史というデリケートなテーマを扱うイベントを多数行ったということにも尊敬の念を覚えます。
その副総裁へのインタビュー記事の次の部分は特に感銘を受けました。

『エリゼ条約(独仏友好条約)締結50周年の式典があった13年1月22日の翌23日は、ナチスによるマルセイユ最古のパニエ地区破壊からちょうど70年目に当たっていました。当時同地区に住んでいた人々は収容施設に連行されたのですが、そのことを知るドイツ人は少なく、フランス人のなかにも知らない人がおり、「記憶-亡命」と題するシリーズのうなかで取り上げることになりました。
また、私が個人的にとくに心血を注いでいるプロジェクトとして、
Ici Même (まさにここで)」があります。
これはドイツ各地に広がった「躓きの石」プロジェクトに似たもので、殺害されたユダヤ人市民の運命を記憶にとどめるために町の各所に目印を置き、第2次大戦中のマルセイユの歴史について考えることを促します。』

今回の旅行では残念ながら、具体的な「 Ici Même」には出会えませんでしたが、今の日本人にはとうてい真似できないような文化事業がなされていて、マルセイユの町を蘇らせていたことは確かのようです。

        Thank you for coming~♪
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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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