1億年の岩と紅葉 (中央構造線公園・溝口露頭)

11月3日
伊那市長谷の山間で美味しいお蕎麦を頂いての帰り道、中央構造線公園に久しぶりに立ち寄りました。
ここの景色、好きなんです。湖へ続きそうな木々のトンネル、やはり色づいていました。(カーソルを置くと2年前の8月の景色に)

20140813美和湖ジオパークDSC04983

美和湖畔も美しい色合いです。
20161103DSC01159美和湖畔の紅葉

ここは天竜川水系最大の支流、三峰川を堰き止めたダム湖。山々から多くの支流を集めてここまでやってくる主流の三峰川は仙丈ケ岳を源に、最初はほぼ真南に流れ(地図上直線距離で約14km南下)、入山東側、塩見岳麓でUターンして北上。源よりも北に位置するここへと辿り着く。
DSC01153美和湖と分杭峠
↑上流方向の山に見える深い溝はゼロ磁場パワースポットで有名な分杭峠。南アルプスと伊那山地の間のこの深い谷は中央構造線と重なる。

北側に振り返ると、紅葉の下に色の違う岩肌が。ここはその露頭なんです。
20161103DSC01158岩肌と紅葉

案内板によると、黄土色の岩壁は1,500万年前に断層に入り込んできたマグマが固まったもの。
20161103DSC01157露頭と紅葉

その向こう、男性が立っている側の青灰色の岩壁は8,000~7,000万年前、陸地に海底が潜り込み、地下15~30kmで低温高圧でできたもの。
反対に、手前側の黒っぽい岩壁は約1億年前に火山地下10~15kmで高温でできたもの。
20161103三層の手前は1億年前の岩石

入口側から撮り直して見ると、やや逆光ですが3層の色の違い、岩肌が良く分かります。この黄土色の岩との両境界線が中央構造線なのだそうです。2年前に見ていたものは違っていたようです。
20161103DSC01161色の違う三層の断層

ユネスコ・エコパークに登録されてか、案内版も新しくされたようで、以前見たものと変わっていました。
20161103DSC01154溝口露頭説明板

階段を上り、公園内から見た美和湖と山々。分杭峠の稜線を左に目を移すと、下では見えなかった二児山のラクダのこぶのような双耳峰が見えます。
20161103DSC01163湖と上流に見える分杭峠と二児山

その部分を拡大して名前を入れてみました。
20161103DSC01163分杭峠と二児山clip

中央構造線の位置と谷の性質。そういえば、ここは長谷(旧、長谷村)。長い谷ですから、そのまんまの地名だなぁ、と長野県民34年生、今頃納得。^^;
20161103DSC01160中央構造線の谷の説明版
余談ですが、この地図を見ていて、南アルプスと伊那山地を貫くリニア新幹線のトンネル工事のことを思い出しました。ここの南に隣接する大鹿村で11月1日、起工式がありました。村議は賛成と決めたものの、確か3対2。反対派を押し切っての、不安を抱えてのスタートらしい。この地域にしても、中央アルプス側の工事にしても、本当に大丈夫なのかと私も不安を覚えます。


時間は少し遡りますが、美和湖より上流側の三峰川の風景。
一番奥に見える山が戸倉山でしょうか。
DSC01149美和湖上の三峰川とススキ
ススキが光って綺麗です。

山間にある中尾の'杣蕎麦'さんで美味しくてお得なざる蕎麦と天ぷら(デザートまで付いてきてびっくり)を頂いて満腹、食後の散歩がてら、露頭と紅葉の景色を楽しんで来られました。新たな情報も得てラッキーでした。

        Thank you for coming~♪
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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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