理不尽

涙のように光る雫。

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9月16日ニュースの、嗚咽する沖縄女性の姿が心に刺さりました。
不条理な判決に憤慨する人々以上に。
沖縄への仕打ちに顔をゆがめ、涙しながら言葉少なに訴えようとする姿がものすごく悲しくて目に焼きついています。


そもそも国が地方を訴える構図自体が異常。
気になって、いくつかのニュースを観、新聞記事や判決骨子を読んでみました。
今回、司法判断までもがここまで酷いとは驚きました。
違法確認訴訟の高裁判決(いきなり高裁なんですね) は政府の代弁以上の内容では。
およそ客観的とは思えません。
70年以上耐え続ける沖縄の苦しみを一切無視した「辺野古ありき」の主張は政府側の主観そのもの。
「沖縄の民意」について述べられた部分などは、私にはほとんど詭弁のように響きます。

日米安保に関する問題で司法はずっと「統治行為論」で憲法判断から逃げ続け、今回も同じ。
それ以上にこの判決に耳を疑うのは地方自治の視点です。
新聞によると、1999年に成立した地方分権一括法で、国と地方の関係は「上下・主従」から「対等・協力」に転換しているのですね。それなのに、この判決はそれに逆行し、外交に関わる問題について地方は国に従えと。この論理でいくと、地域に暮らす人々は、こうした問題でいったん自治権や人権を奪われる立場にやられると、反対の民意を示しても国は黙殺してよいと認めるようなもの。信じられません。
しかも、今回の福岡高裁那覇支部の裁判長は行政訴訟で行政側判断をすることで有名な方とか。1年半前、唐突な人事異動で配置されたと知りました。政府の意向で行政が都合の良いように司法に人事介入していたとしたら。。三権分立が怪しいとささやかれるのも理解できます。

沖縄だけに過重な負担を背負わせ続け、そこに暮らす国民の生存権さえ脅かされる状態を放置するというのは国の安全保障と言う視点においても本末転倒。未来への大切な宝ではるはずの美しい海を代替に差し出せというのも理不尽で、今回司法が「他に道がない」と一方的に踏み込んで断定するのはあまりに乱暴ではないでしょうか。
「沖縄の人にとって怖いのは他国より日本政府」と言う言葉にその切実さが表れている気がします。


今回、調べていてハッとしたのは憲法学者の木村草太先生のお話、憲法95条の視点。さっそく条文を読んでみました。この視点は寝耳に水で、全く知りませんでした。憲法は一地方自治体に負担を強いることを認めていないのではないでしょうか。そうした場合、その民意を前提にしないといけない。なのに。。
どうやら、憲法という宝を私達は持ち腐れているような気がしてきました。
沖縄で起きていることは他人事でない怖さを感じます。

もう一つ。
昨年の今日がどんな日であったかも忘れていません。
採決と言えない醜い手法を経てゴリ通された、あの11本の安保関連法。
今でも違憲無効だと思います。

        Thank you for coming

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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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