シロバナタンポポ&トウカイタンポポ

珍しい在来種のタンポポを見つけました。

場所は知多半島のとある住宅地のはずれ、自然も多く残っている地域。
飛び立つ飛行機も眺められ、
一方でパタパタとせわしく羽ばたいてホバリングしながら朗らかにさえずる雲雀も目に留まります。

丘陵地全体が住宅地となっている所と昔ながらの土地との境界近くにあるお宅の前のアスファルトの裂け目に咲く白いタンポポにハッとしました。

20160424IMG_0905シロバナタンポポ
2014.04.24
ガクの部分(総苞そうほう)を確かめると、西洋タンポポのような反り返りはありません。
これは在来種に違いないと思い、なんだかワクワクしました。

20160424IMG_0906シロバナタンポポの総苞と花弁
2014.04.24

明らかに白い花弁、総苞の外弁は総苞の1/2ほどの長さがあって離れがち、そして角状突起も見られます。

20160424シロバナタンポポ
2014.04.24

なので、シロバナタンポポと思われます。(キビシロタンポポでもケイリンシロタンポポでもなさそうです。)

シロバナタンポポ 白花蒲公英
学名: Taraxacum albidum
キク科 Asteraceae (Compositae) タンポポ属

line小花

そして、道路の反対側に咲く黄色いタンポポも確かめたくなりました。
シロバナタンポポと数メートルしか離れてません。

20160424IMG_0908トウカイタンポポ
2014.04.24

総苞の反り返りはわずかに見られますが西洋種のそれとは明らかに違います。

20160424IMG_0907トウカイタンポポらしき長い総苞外片と角状突起
2014.04.24

拡大してみると、総苞外片は総苞の1/2以上、しかもトイカイタンポポに特徴的な角状突起がこの写真にも↑の蕾の写真にも認められます。

20160424トウカイタンポポ
2014.04.24

葉をきちんと撮らなかったのが残念ですが、
花は硫黄色でなく鮮やかな黄色なのでキバナシロバナタンポポではなく、
総苞の特徴2点に加えて、この場所が東海地方なので、トウカイタンポポで間違いないのではと思います。

トウカイタンポポ  東海蒲公英
別名: ヒロハタンポポ
学名: Taraxacum longeappendiculatum Nakai
Taraxacum platycarpum Dahlst. var. longeappendiculatum (Nakai) Morita
キク科 Asteraceae (Compositae)  タンポポ属

line小花

種の判断は次のサイトの図表や写真、解説を参考にさせていただきました。
学名は他も参照させていただきました。

西日本のタンポポの分類と分布(タンポポの種類と見分け方)

タンポポの判別にとても役立つと思います。


在来種のタンポポがセイヨウタンポポに追われず咲ける場所が残されて欲しいものです。

        Thank you for coming~♪

ゴールデンレトリバーおすわり
野の花ライン野の花ライン

http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/ogawa/tanpopo/taxon/

名古屋大学博物館
セイヨウタンポポはなぜ強い?
-在来植物が外来種に追いやられるメカニズムを発見-

www.num.nagoya-u.ac.jp/press/130924.pdf

↑を読むと、トウカイタンポポはセイヨウタンポポの花粉を拒絶するシステムを持ち、駆逐されることはないようです。
それに対し、カンサイタンポポはセイヨウタンポポに繁殖干渉を受けてしまい激減しているとか。
セイヨウタンポポは、花粉を利用せず子孫を残せる、つまり繁殖干渉を受けないのでどんどん増えるというわけらしい。

テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
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Classic&Jazzが好き。
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信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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