大切な負の記憶

備忘録として。

今日は、庭づくりとはかけ離れた、
少し重い内容を綴りたいと思います。


お年を召されたお二人の
でも、しっかりとした足取りで
かつてからの念願だったというパラオへの慰霊の旅。
81歳になられる天皇と、皇后おふたりの
平和への、祈りにも近い深い信念に、またしても心を打たれました。
国籍、軍民問わず隔たりなく、全ての戦争犠牲者へ追悼されるお姿。
忘れることはないでしょう。
映像を目にし、紙面に載せられた言葉を読み、
静かに、でも大きく深く心を揺さぶられた思いです。

かの地で統治の時代があったことは知っていましたが
30年もの長期であったこと、
沖縄戦につながる、時間稼ぎの、
悲惨な持久戦の始まりがこの地であったことなど、始めて学びました。
ペリリュー島、アンガウル島、オレンジビーチ。
重苦しい負の歴史の詳細を一度には吸収できないけれど
重要なキーワードとしてしっかり記憶しておきたいと思います。
言葉は他の事象と繋がった時、さらに深く記憶に刻まれるでしょう。

私は普段は皇室ニュースには全くと言っていいほど疎いタイプですが
2005年の、サイパンへの慰霊の旅の報道に衝撃を受け、
感動して以来、遅ればせながらお二人に尊敬の念を持つようになりました。
断崖クリフに深く頭を垂れて佇まれる姿に涙が止まらなかったのを思い出します。
ここでも隔たりなく多くの地で追悼されるお姿に感銘を受けました。

折しも2005年はアジアで反日感情が吹き荒れた年でもありました。
当時の首相・小泉さんがジャカルタの国際会議で
過去の日本の侵略や植民地支配についての謝罪を行ったことも印象的でした。
あれから10年も経つことにびっくり。


私は戦争を知らない世代だから
想像はできても、本当の痛みを全て理解することはできません。
今、そういう人の方が多数となっているでしょう。
ですが、誤解を恐れず言うと
そういう世代だからこそ俯瞰的、客観的に過去を学ぶことができる気もするのです。
なのに、あまりにも学ぶ機会が少なすぎます。
「世界史」、「日本史」といった受験勉強の対象分野ではない、
ひとつの教科書での座学に偏らない近現代史の教育が必要なんじゃないかって
そんな風に思うようになりました。

世界に出て働かなければならない時代、
他国の人に初めて教わるのでは恥ずかしすぎやせしませんか。

今回、日本の象徴である天皇と、皇后のお二人に
絶対に忘れてはならない事を教わった、
そんな感謝の気持ちで、やはり目頭が熱くなりました。


旬の花時計
プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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