⑧イワカガミ、ソバナなど(やせ尾根 in栂池自然園)

2020mの展望台を出てやせ尾根を歩きます。

花が終わってますが見覚えのある葉っぱを発見。
イワカガミ(岩鏡 学名:Schizocodon soldanelloides)イワウメ科イワカガミ属
20160812イワカガミの花後collage

急勾配の下り。この辺り、木道はそこらじゅう痛んでいて、足場を確かめながら歩きます。
20160812DSC10025痛んだ急勾配の木道

ホツツジの群生を発見。後で分かったんですが、既載のミヤマホツツジとは別種。
(穂躑躅 学名:Tripetaleia paniculata ) ツツジ科ホツツジ属
20160812DSC10027沢山咲いたホツツジ(雄蕊がまっすぐ)

ホツツジ(左)は雄しべがまっすぐ。クルンとしたミヤマホツツジ(右) と違いますね。ホツツジの雄しべはしっかりピンク、花弁もうっすらピンクです。
20160812ホツツジ(左)とミヤマホツツジ

足元にシモツケソウがふんわりとしたお花をつけています。
20160812DSC10028シモツケソウか

やせ尾根の急斜面にお花畑が広がって素敵です。
20160812DSC10030やせ尾根のお花畑
一番右側に咲いているのはクロトウヒレン(黒唐飛廉 Saussurea nikoensis var. sessiliflora)だったよう。
今気づきました。く~っ。。><;

ソバナ、やっと見つけました。綺麗です。
(岨菜 学名: Adenophora remotiflora) キキョウ科ツリガネニンジン属
20160812DSC10029ソバナ
花情報にあるのになかなか見つかりませんでした。

シモツケソウ(下野草 学名:Filipendula multijuga)バラ科シモツケソウ属
20160812.JPG

どんどん下ります。

雪の重みで倒れたのか、木道沿いにダケカンバが寝そべってます。
20160812DSC10031苔むしたダケカンバにマイヅルソウ

樹皮にむしたふかふかの苔がマイヅルソウを育てています。
20160812IMG_3304苔むしたダケカンバにマイヅルソウ

自然界の不思議な力を感じます。

line小花

余談ですが、前回話題にした白馬岳の大雪渓について今朝の地元紙からニュースをひとつ。
白馬大雪渓の雪不足で所々に割れ目があり、崩落の恐れがあるため、明日9月1日から通行止めに。春から雪が少なく、例年より2週間ほど早いペースで雪解けが進んだとか。雪不足による大雪渓の通行止めは異例のようです。安全が確認でき次第、通行止めは解除されるそうですが、このコースを登山予定の方はプランを見直さないといけませんね。

それにしても、「雪の為通行止め」というのは聞き慣れているけれど、「雪不足で通行止め」というのは、平地に暮らす凡人には何とも奇妙な気がしてしまいました。
line小花

浮島湿原につづく。

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⑦展望湿原と展望台からの景色(in 栂池自然園)

標高2010mの展望湿原に到着。
DSC10006展望湿原に来た
木製のデッキが広くて嬉しい。
20160812DSC10011レンズを換えるお父さん展望湿原にて

あいにくの曇り空で白馬連山の大パノラマは望めず。
でも、目の前には高層湿原が広がり、その向こうには
20160812IMG_3284展望湿原と白馬大雪渓
雪渓が見えます!
20160812IMG_3280白馬大雪渓
望遠で白馬岳の大雪渓。拡大すると中央より少し上に人が二人並んで立っています。
20160812IMG_3279白馬大雪渓
案内図画像に□の印を入れてみました。
赤:現在地2010m、青:白馬岳2932.2m。
20160812.JPG
晴れていたら、白馬連山が間近に見られたのになぁ。
それでも、雪渓と湿原の展望をしばし楽しみました。

標高2020mの展望台へ。自然園の最高地点です。
赤屋根は、はるか遠くに。
20160812DSC10014はるか向こうにに赤屋根
ズームをかけていくと、ここまできて栂池自然園の全貌が眼下に。起伏を感じます。
20160812IMG_3287自然園全貌を眼下に
湿原の周りを行く人たちも見えます。
20160812IMG_3288自然園全貌を眼下に
ミヤマホタルイが涼しげだったモウセン池も眼下に。
20160812IMG_3289眼下にモウセン池
展望台からも大雪渓が望めます。樹木にいくらか遮られますが。
20160812IMG_3290展望台から見た大雪渓

ハート型に光るのは雁股池。栂池という名の池は山の向こう側かな?
20160812IMG_3297眼下にハート型の雁股池
左奥に見える山は岩岳かな?見えている盆地は白馬村・大町方面。

曇り空は暑さを感じず歩けて良いけど、雄大な北アルプスの風景を望めず残念でした。
また違う季節に来て見たいです。

やせ尾根につづく。

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⑥ミヤマホツヅジ、ミソガワソウなど(楠川~モウセン池 in栂池)

楠川が見えてきました。
景色の変化が行く手にわくわくさせてくれます。
地図を見ると栂池自然園のほぼ中央を横切って流れるこの清流は、白馬乗鞍岳に源を発し姫川に注いで日本海に向う。数百万年もかけてできた高層湿原を合わせ考えると、ふとその時空の広がりに感動を覚えます。

岩ゴロゴロの楠川と川上の霧立つ山。(13時頃)
楠川と霧立つ山collage
帰りには川辺で靴を脱いでちょっと休憩。足を浸けてみた。(15時半頃)
20160812楠川にてcollage
北アルプスの雪解け水は冷たすぎて写真を撮るほんのちょっとの間さえ痺れて痛い。

行き道。川を越えてさらに坂を上る。しばらくは木道のない山道。

マイヅルソウの実を発見。
(舞鶴草 学名Maianthemum dilatatum) スズラン亜科マイヅルソウ属
20160812DSC09975マイヅルソウの実

この辺りから、青黒い松ぼっくりを付けたオオシラビソによく出会う。
(大白檜曽 学名:Abies mariesii) マツ科モミ属 別名アオモリトドマツ。日本特産種らしい。
20160812オオシラビソcollage
この地域でこの木のことを「つがの木」と呼び、そのためここの湿原全体を栂池と呼ぶのだそうです。
信州人暦、長いつもりでいたし、好きな地名の一つなのに全然知りませんでした。
オオシラビソはシラビソより葉が密。実もこちらの方が大きくて丸っこいようだ。
独特の姿と青い果球が面白くて何枚も撮ってました。

途中、道の中央辺りに葉の白いササのような植物を発見。
まるでハケでサッと、白く塗られたよう。
20160812葉の白いササcollage
未だこの植物の正体が分かりません。

3枚の白い花弁がくるんとカールして、雌しべも弓状に曲がっています。
ミヤマホツツジ(深山穂躑躅 学名: Cladothamnus bracteatus (Maxim.) T.Yamaz.
Tripetaleia bracteata Maxim. )ツツジ科ミヤマホツツジ属
20160812ミヤマホツツジcollage
別名ハコツツジ。
ツツジと言われてもピンとこないけど、そういえば葉がそれらしい。

アザミの隣に青系ペンステモンのような花の群生を発見。
20160812DSC09983ミソガワソウ
ミソガワソウ(味噌川草 学名:Nepeta subsessilis )シソ科イヌハッカ属
20160812DSC09985ミソガワソウの青い花
日本固有種で、名は木曽川の源流部である長野県の味噌川に由来するそう。

花弁が開いたオヤマリンドウを発見。
20160812DSC09986開いたオヤマリンドウの花
あちこちでこの花は見かけましたが、その中で開いていたのはこのひとつだけでした。

またまたオニシオガマ。名に似合わない優しい色合い。
201650812DSC09989オニシオガマ
その向こうの葉が黄変してるのはコバイケイソウかな。

ずいぶん登ってきました。中央、遠くに赤屋根やヒュッテ、山荘が。
20160812DSC09998来た道と遠くに見える赤屋根
クリックと+で拡大しないと分かりませんね。全周5.5kmのうち、まだ2kmほどですが、標高差もあるせいか遠くまで来た気がします。

モウセン池が見えてきました。
20160812DSC09999モウセン池が見えてきた
20160812モウセン池collage
モウセンゴケには気づかなかったけれど、池の中、周辺あちこち涼しげに直立するイグサのような群生は
ミヤマホタルイ( 深山蛍藺(Scirpus hondoensis) カヤツリグサ科ホタルイ属
20160812DSC10002ミヤマホタルイclip
池の端にはミズバショウがぐるりと生えていることに、写真を拡大していて気づきました。
20160812IMG_3270モウセン池端のミヤマホタルイとミズバショウclip

展望湿原まで300m。あと一息。
20160812IMG_3267モウセン池道標

上っていくと山間のお花畑にチングルマの果穂がたくさん。
2010812チングルマの群生collage
奥にはイワイチョウや、セリ科の花が咲いています。

つづく。

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⑤ワタスゲ、チングルマなど(ワタスゲ湿原in栂池自然園)

二つ目の湿原、ワタスゲ湿原に到着。

今年は雪が少なかった分、季節が早かったようで、ワタスゲの果穂はほとんど見られなかった。でも、たったひとつ、それらしい姿のワタスゲ。
(綿菅 学名:Eriophorum vaginatum)、カヤツリグサ科ワタスゲ属
20160812DSC09959ワタスゲひとつ

赤っぽい広がりが見られ、「はて、もう草紅葉?」と思って近づくと、それは有名な食虫植物、
モウセンゴケ(毛氈苔 学名 Drosera rotundifolia L.) モウセンゴケ科モウセンゴケ属。
20160812IMG_3246モウセンゴケ
その根元は、ミズゴケ(水苔 学名:Sphagnum)は、ミズゴケ綱ミズゴケ科。
20160812IMG_3247モウセンゴケとミズゴケ
まるでふわふわのゆりかご。

チングルマ(珍車、稚児車 学名:Geum pentapetalum)バラ科ダイコンソウ属。
20160812IMG_3242チングルマの白い花
お花が一つだけ残っていました。

ワタスゲ湿原を離れて先に行く途中、チングルマの名前の由来となっている、風車を思わせる果穂を発見。
20160812DSC09988チングルマの綿毛
有名な高層湿原の植物たちに次々会えて感激です。

丸っこい葉っぱの群生発見。実も成っていて、コケモモ?と思ったら
コバノクロマメノキらしい。低くマット状に広がっているのでクロマメノキではないと判断。
(ヒメクロマメノキ Vaccinium uliginosum L. var. alpinum Bigelow)ツツジ科スノキ属
20160812コバノクロマメノキcollage
青く色づいた実が見られる一方、白っぽいお花もわずかに残ってました。

ニッコウキスゲの実かな。お花はすっかり終わっていて、何処にも見当たりませんでした。
20160812DSC09963ニッコウキスゲの実か

カラマツソウの実と葉。
(落葉松草、唐松草、学名:Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium Nakai)
20160812DSC09969カラマツソウの実と葉

イブキセリモドキの線香花火のようなお花がなんとも可愛い。
(伊吹芹擬、学名:Tilingia holopetala)セリ科シラネニンジン属
20160812DSC09970イブキセリモドキの花
セリ科は似た種が多くて難しいです。これは花数も今まで見てきた別のセリ科のものよりまばらです。
①花弁が花芯に対して小さく、ハート型のヘラ状。②細い総苞片が1本見える。
①の独特の咲き方の画像を検索して5,6件見つけ、②も合致して、イブキセリモドキと判断しました。
手元の栂池自然園・花情報に載っておらず、最初、見えている葉がボタンボウフウ(長命草)と似ているように思われ、でもここが海岸でないのであり得ず、皆目見当がつきませんでした。どうやら、この葉はカラマツソウの葉で、おそらく、根元の方にある葉が隠れているのでしょう。

ワタスゲ湿原の景色。
20160812DSC09968ワタスゲ湿原にて
ミズバショウ湿原とは違った景色になってきました。

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④サンカヨウ、キヌガサソウなど(風穴周辺 in栂池自然園)

今回は風穴周辺の樹林帯近く、水流が近くに聞こえる岩場のようなエリアの高山植物です。

栂池自然園のミズバショウ湿原を出ると、平坦な道は終わり、かなりの上り坂へ。でも、しっかりと木道が敷かれていて歩きやすいです。ただ、段差は結構出ててきます。
20160812DSC09941風穴周辺の木道
風穴(1870m)に到着。指す場所を覗くと雪が残っています。気温はなんと4℃ほど。
20160812風穴の雪と温度計4℃
冷気が上がってきてヒンヤリ、とても涼しい。

ここまでの道中の植物、調べてみました。
まずは実物。
サンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi )の実。色合いがブルーベリーそっくりです。
20160812DSC09931サンカヨウの青黒い実
メギ科サンカヨウ属の多年草。
このお花が咲く頃、来てみたいです。白くて可愛いお花が咲くらしい。

オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭、学名:Streptopus amplexifolius )の赤い実。ユリ科タケシマラン属
20160812DSC09934オオバタケシマランの赤い実
タケシマランの方は実がもう少し球に近い丸い形らしい。

ヒロハユキザサ(広葉雪笹、学名:Maianthemum yesoense )の実はまだ緑色。ユリ科マイズルソウ属
20160812DSC09932ヒロハユキザサの実
葉はオオバタケシマランとよく似ているように思えました。

そして双子のような可愛い赤い実。
オオヒョウタンボク(大瓢箪木、学名: Lonicera tschonoskii Maxim.) スイカズラ科スイカズラ属
20160812DSC09937オオヒョウタンボクの赤い実
実の形がひょうたんに見えますね。

ツルニンジン(蔓人参、Codonopsis lanceolata) キキョウ科ツルニンジン属。
20160812DSC09935ツルニンジンの花
この子はいつも行くセラピーロードにも咲いているのを今年知りました。

ミヤマシシウドかな。
(深山猪独活 学名: Angelica pubescens var.matsumurae) セリ科シシウド属
20160812DSC09938ミヤマシシウド
葉が特徴的で、先の尖った大きな長楕円形で、切れ込みはないが鋸歯がある。
花は元写真を拡大すると花は5弁。総苞片、小総苞片がない。
ただ、ロープウェイ・自然園駅周辺のはもっと大きくてゴツかったけど、ここのはだいぶ小さい。
よく分からずに近縁種を撮っていて、オオハナウドを撮りそびれてました。残念。


風穴までの木道登り左手は岩場になっていて、そこに息づく葉物たちの美しいこと。
何か分からず撮ってきたのですが、ようやく分かりました。
ハリブキ(針蕗、学名:Oplopanax japonicus )はウコギ科ハリブキ属のようです。
20160812DSC09939ハリブキ
綺麗な葉に見惚れた割りに、最大の特徴を見落としていました。
茎のみならず、葉脈にそって鋭い針が並んでいるらしい。
20160812DSC09940ハリブキ
おっかないけど、遠目にきれいな葉っぱでした。

キヌガサソウ(衣笠草、学名:Paris japonica) ユリ科ツクバネソウ属
20160812DSC09952キヌガサソウ
なんだか分からず撮っていたのですが、なかなか出会えない稀少な日本固有種と分かってとても嬉しい。
実が膨らんで全体緑色ですが、花期には純白のお花が見られるんですね。
「2010年10月、英国キュー王立植物園はキヌガサソウが、その時点で細胞1つ当たりのゲノムサイズが最大の種であると研究報告。」例えば、ヒトの約40倍もあると !! 
DNA量が多いと細胞分裂のDNA コピーに時間がかかる。ゲノムサイズが大きいと汚染された土壌や過酷な環境に適応しにくく、絶滅の危機に瀕しやすいのだそうだ。稀少である訳に納得です。

バイケイソウの緑色の花。
(梅蕙草 学名:Veratrum album subsp. oxysepalum)ユリ科シュロソウ属
20160812バイケイソウcollage” border=
コバイケイソウとは近縁種だけど、花の色も形も違いますね。有毒なのは同じですが。
コバイケイソウの花はもう終わっていて見られませでした。

モミジカラマツ(紅葉唐松 Trautvetteria caroliniensis var. japonica)
20160812DSC09954モミジカラマツの白い花
白い可愛いお花は花弁がなく、蕊だけでできています。
なるほど、カラマツの葉のつき方に似ているので、この名なんですね。

こんな樹林帯近くでも、ミズバショウが群生してます。
(水芭蕉 学名: Lysichiton camtschatcense Schott) サトイモ科ミズバショウ属
20160812ミズバショウの群生
ミズバショウ湿原のはだいぶ葉が痛んでいたけど、ここは涼しいからか葉も実も新鮮そう。
来年は、是非ミズバショウが咲く頃に来てみたいです。

次はワタスゲ湿原へつづく。

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③クロバナロウゲ、イワショウブなど(ミズバショウ湿原in栂池)

今回はミズバショウ湿原の高山植物。
清流が見られて清清しいです。ここが低層湿原であることを示していますね。
20160812IMG_3218ミズバショウ湿原の清流
年間を通して地表流水があるそうです。
ミズバショウの葉と一緒にこちらを向いた丸い葉はフキの仲間でしょうか。
20160812DSC09909ミズバショウとフキらしき丸い葉

ミズバショウの葉の中にワレモコウの葉に似た小さな植物の群生を見つけました。
20160812クロバナロウゲの群生
花情報とにらめっこ。おぉ、見つけました。
クロバナロウゲ(黒花狼牙、Comarum palustre)
20160812IMG_3221クロバナロウゲの花
長野県内では栂池自然園でしか見られないお花というので探していたんです。
20160812クロバナロウゲの花
バラ科クロバナロウゲ属に属する多年草。葉がバラ科を物語っていますね。
あいにく開いたお花は見当たりませんでした。

進むにつれ、入口の赤屋根の栂池ヒュッテ記念館が遠くなってきました。
20160812DSC09921赤いヒュッテ記念館の屋根が見える

栂池自然園を初めて散策して、その可愛らしさに思わず心が弾んだお花は
イワショウブ(岩菖蒲、学名:Triantha japonica )。
20160812DSC09915イワショウブの群生

純白のものが一番多かったけれど、淡く紅色の入ったもの、赤に近いものも見られました。
花色に種類があるのかと思ったら、最初は白い花が咲き、花が終わるにつれ徐々に赤くなるようです。
201608123色のイワショウブ2collage
各湿原の、大きな丈の植物のない開けた場所では、イワショウブと並んで、
ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris) もあちこちで見られました。
20160812ウメバチソウcollage

あちこちで皆さん撮影会。曇り空は白馬連山が望めず残念でしたが、強い日差しがない分、歩くにも、お花を撮るにも最適でした。
20160812DSC09922ミズバショウ湿原で撮影する人々

イワイチョウ(岩銀杏 学名:Nephrophyllidium crista-galli )の群生。お花は生憎、ほとんど終わりかけでした。
20160812イワイチョウの群生collage

湿原の色模様。黒っぽいのはスゲの仲間かな。
20160812DSC09927スゲの群生か

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、学名:Solidago virgaurea subsp. leiocarpa)もあちこちに。
20160812DSC09929ミヤマアキノキリンソウ

オヤマリンドウ(御山竜胆 Gentiana makinoi)もあちこちで見られましたが、ほとんどすぼんだ蕾状態でした。
20160812IMG_3236オヤマリンドウ


これはシラネニンジンかと思ったのですが、ミヤマセンキュウかイブキセリモドキの可能性も。判別がつきません。
20160812DSC09930ミヤマセンキュウかシラネニンジンか
草丈は小さかった記憶です。30cmほどだったような。なので上から見下ろして撮ってます。
総苞片、小総苞片共にあり、花弁が内側に曲がっています。
ただ、下の方にぼんやり見える葉は、ニンジン風ではなく・・・イブキセリモドキが近いかも。
葉もきちんと撮るべきでした。^^;

少し先に、ミヤマセンキュウ(深山川芎、学名:Conioselinum filicinum)の蕾を見つけました。
20160812DSC09933ミヤマセンキュウの蕾
鞘から溢れ出るような咲き始めは、他のセリ科のお花にも見られましたが
このシダのような葉はミヤマセンキュウでよさそうですよね?
自信はありません。

次は風穴周辺の高山植物につづく。

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②ニワトコ~オニシモツケ (ミズバショウ湿原in栂池自然園)

若い頃、特に好きだったスキー場としての栂池。冬しか来たことがありませんでした。
こんなに素晴らしい湿原が広がっていたとは!
白馬乗鞍岳の火山活動に伴い生まれ、悠久の時をかけてできた湿原。
1970年に楠川までが整備され、県下4つ目の自然園として始まったそうです。

栂池自然園の入口付近から見た景色。
20160812栂池自然園入口周辺collage

ミズバショウ湿原の木道を歩き始めて目にとまったのは真っ赤な実。
日本のニワトコ(接骨、庭常、学名:Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta)。
20160812ニワトコcollage
英名はJapanese red elder。
日本のニワトコは西洋種と違って実が黒くならないらしい。
この木の名前を聞くと、ついハリポタを思い出します。日本でも魔除けに使う地域もあるとか。また長野県阿智・喬木村辺りで樹皮や木部を入浴剤にしたり、花を黒焼にしたものや、全草を煎じて飲む伝統風習があったと知ってびっくり。古今東西、不思議な力を見出された植物なんですね。

この湿原にもあちこち見られるヤチトリカブト。冴えた青がダケカンバの白い樹皮に映えます。
20160812ヤチトリカブトcollage
(谷地鳥兜 学名:Aconitum sennanense var. paludicola )

セリ科の白いお花が沢山。購入した花情報を見ても、歩いていた時はさっぱり区別がつきませんでした。
20160812DSC09908ミヤマセンキュウを撮るお父さん
背の高さは60cm前後。シダ様の葉が見られるのと、花にひげ状の小総苞片があるので
ミヤマセンキュウ(深山川芎、学名:Conioselinum filicinum)でしょう。
ハナアブくんがお食事中。^^
20160812ミヤマセンキュウとハナアブcollage
君たちのおかげで種が保たれます。
人さえも。食料の大半がハチくん、アブくんのおかげで実りますから。

大~っきなカタツムリがタテヤマアザミの葉に。殻の径だけで5cmはあったと思う。
ヒダリマキマイマイ(学名 Euhadra quaesita)という種らしい。左巻きの巻貝は珍しいんだとか。
20160812ヒダリマキマイマイとタテヤマザミcollage
この写真では左巻きか判別できなくて残念。

左から、オオイタドリ(大疼取 学名:Polygonum sachalinense)、
おそらくクルマユリ(車百合 学名:Lilium medeoloides) の実、
右はオニシモツケ(鬼下野 学名: Filipendula camtschatica )
20160812オオイタドリ、くるまゆり、オニシモツケcollage
(画像は全てクリックで拡大できます。)


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追悼

八方尾根、1,970m辺りから覗く世界。
20160813DSC00091八方山1974mの下より

蛇紋岩の風吹く瓦場にたくましく息づく植物たち。
20160813IMG_3371空に浮かぶハクサンシャジンなど
仲良く並ぶのはハクサンシャジンやシモツケソウでしょうか。

雲や霧に視界を遮られても空を見上げることを忘れまい。
20160813DSC00106雲の合間の八方連山
霧の合間にわずかに現れた白馬連山の1峰。

道標のような方がまたひとり逝ってしまわれた。
不屈の反戦ジャーナリスト・むのたけじさん、101歳。

ご冥福をお祈りします。

微力ほどもない私にできることは
・・・・
学ぶこと
平和を諦めないこと
そして1票。

野の花ライン野の花ライン

①ヤチトリカブト~オニシオガマ…栂池自然園

8月12日、信州小谷村にある栂池自然園に行ってきました。
ゴンドラとロープウェイで一気に1,829mの自然園駅へ。
駅を出ると舗装された道の脇に、さっそく出迎えてくれたお花たち。

青が美しいヤチトリカブト。私の背を越えるほどの高さがありました。
(谷地鳥兜 学名:Aconitum sennanense var. paludicola )
20160812ヤチトリカブト
花情報にはヤチトリカブトしか載っていませんが、ミヤマトリカブトの可能性もあるらしいです。
全草有毒で有名ですが、お花に罪はありません。

ミヤマシシウド(深山猪独活 学名:Angelica pubescens var.matsumurae)
20160812ミヤマシシウド
外周の花も大きさ、形が均一なのでハナウドでないと分かる。花は5弁。総苞片、小総苞片も見えない。
自然園内も、セリ科の似たお花が多くてややこしいのですが、この周辺には私の背を越すほど大きくてガッチリした株が多かったです。

オガラバナ(麻幹花、学名:Acer ukurunduense)。
20160812オガラバナ
ミネカエデに似ていますが、ハナが立って咲いた形跡がみられるのと、葉の切れ込みが浅いのでオガラバナかと。

タテヤマアザミ(立山薊 学名:Cirsium babanum var. otayae.)
20160812タテヤマアザミ
私の背ほどもあるアザミがわんさか咲いていました。
トゲトゲした総苞がダイニチアザミと似てるけど、切れ込みのない葉が特徴的かと。

オニシオガマ(鬼塩竃、学名:Pedicularis nipponica )
20160812オニシオガマ

400m先の自然園に到着する前にもうカメラ構えてました。^^;
この調子で回ってくればお昼御飯を食べそびれそうなので、まだ11時頃だったのですが、栂池山荘さんのレストランで早めのランチをとることにしました。
20160812栂池山荘でランチcollage
これを見ると私の方が大食いみたいですね。^^;
信州豚丼、美味しかったですが、量が多くて夫にだいぶ手伝ってもらいました。自然園の周遊は、後半結構な上り下りがあったので、完食しなくて正解でした。

つづく。 たぶん。

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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

善光寺~蓮の花と亀

たまたま立ち寄った善光寺。
何度か来ているのに初めて蓮池に気が付きました。

20160717DSC09764蓮池
2016.07.17

20160717DSC09765蓮の蕾

橋の反対側は亀池ですか。
20160717DSC09766蓮池の隣は亀の池

気持ち良さそうに甲羅干しをする子たち。
20160717DSC09767甲羅干しする亀たち

顔を上げて、まだら雲の空が見えてるかな。
20160717DSC09768顔を出す亀

7月中旬の連休に偶然二人帰省してきて家族が揃い、
蕎麦と美術館が目当てで長野までやって来ました。
信濃美術館を出た後、すぐ隣の善光寺をお参りしての発見でした。


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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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