キフツゲート・ローズ

学名: Rosa filipes 'Kiftsgate'
別名: The Kiftsgate Rose キフツゲートローズ
系統: 原種 - Sp (原種ロサ・フェリペスの一種) ランブラー
花: 一季咲き(遅咲き 7月上旬)
小輪房咲き 白 花径3㎝/ 微香/ つる伸び: 5~10m 
発見命名: G,Thomas イギリス 1954年
園芸家グラハム・トーマス氏がコッツウォルズにある庭園「キフツゲート・コート」で発見、その庭園の名前をそのまま品種名として命名。



昨日7月1日、信州蓼科バラクラへこのバラを見に行ってきました。
黄金アカシアと一緒に見事でした。
20180701 DSC02872キフツゲートの花と黄金アカシア
2018.07.01
秋の赤いローズヒップは何度も見ているのですが、花は初めて。
遅咲きのため、他のバラ最盛期に来ても見ることがなかったのです。
高いところでたわわに咲くキフツゲート。
20180701 DSC02866キフツゲートの花広がる空clip
今年はいつもより少し早かったようで、
カメラを近づけられる高さでは終わりの子も。
20180701 DSC02869バラ・キフツゲートの花
ひとつひとつは白一重の可愛い小輪。
20180701 DSC02870バラ・キフツゲートの花
可愛らしい白弁に黄金のしべが映えて美しい。
20180701 DSC02871バラ・キフツゲートの花clip
エントランスのガボゼ&パーゴラに広く長く誘引されています。
20180701 IMG_9040エントランス・パーゴラを覆うキフツゲートの薔薇花
人との比較でその大きさが分かります。
ガーデンセンター出口の紫陽花たちと一緒に。
20180701 IMG_9042キフツゲート、紫陽花とお母さん
短い梅雨が明けた翌日の真夏のような照り。
20180701 DSC02868バラクラ屋根を覆うキフツゲートの花
大木黄金アカシアの茂りが入道雲のよう。
20180701 IMG_9043青空にキフツゲートの薔薇花と黄金アカシア
2018.07.01
それでも木陰は蓼科高原の涼やかな風。
カッコウや小鳥たちがさえずり、ハルゼミの珍しい鳴き声を聞きました。

願わくばいつか、この花の生まれ故郷、
コッツウォルズのキフツゲート・コートに旅して
オリジナルのバラが溢れ咲く景色を見てみたいものです。

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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

イチイガシの巨樹と花菖蒲(万葉植物園)

臥竜(がりゅう)のイチイガシ
説明板曰く
境内には幹周三mを越えるイチイガシの巨樹が多く生育しており
『春日大社境内のイチイガシ巨樹群』として奈良市の天然記念物にしていされている
。」
20180529 IMG_8561臥竜のイチイガシ
2018.05.29

広い園内を巡るうち、また迫力臥竜の古木イチイガシに出会いました。
古代の空気を吸うような
不思議な、でも心落ち着く気持ちに。
20180529 IMG_8567古木イチイガシ

宗教には全く興味ありませんが、
ここが信仰によって守られた地域だからこそ、
これらのイチイガシは倒れても巨幹を地に這わせながら
大空に葉を広げることができたのでしょう。
20180529 IMG_8566 古木イチイガシ(1)補正
「古木の生い茂る春日の杜、
イチイガシ巨樹群の中のこの一本の倒木も例外ではない。
台風などの災害で倒れたのであろうか、石をはさみ、
皮一枚を残して空洞化した幹とその枝下から根を出して養分をいただく。
当時は細かった小枝も
大木となって生きていこうとする大変な生命力の強さ。
この古木を見る時、
太古からの時の流れと自然の尊い神秘を感じずにはいられない。」


青々とした藤園を過ぎる頃、湿地に畝をつくられた花菖蒲園。
たくさんの品種の花菖蒲たちが蕾や花を上げていました。
20180529 IMG_8563花菖蒲「青岳城

20180529 IMG_8564花菖蒲「青岳城」
2018.05.29
美しい紫色が立ち止まらせます。

藤、花菖蒲のほかに、椿の園もあって、
その品種の多さに驚きました。

このほか、大木並ぶ春日大社境内を散策中
目の高さでは馬酔木が多かったのも印象的でした。
小鹿が「ピ~~」と、長く笛を吹くように
甘えた声で鳴くのも、今回初めて知りました。

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テーマ : 散策・自然観察
ジャンル : 趣味・実用

絶滅危惧種・ムラサキの花(万葉植物園)

学名: Lithospermum erythrorhizon
和名:紫(ムラサキ) 生薬名:紫根(しこん)
ムラサキ科 ムラサキ属
絶滅危惧lB類

奈良市に行った際、春日大社の万葉植物園へ寄ってみました。
「万葉植物・ムラサキ」の案内の先に4畝ほど耕された小さな畑が。
予備知識なしで初めて見て、花色が白いことにまず驚きました。
そして、想像していた以上に草丈があることにもびっくり。
名前の由来は、昔、その根を紫色の染料として使っていたからでした。
20180529 IMG_8554ムラサキの花clip

1匹のモンシロチョウがムラサキの小さな花に。
丁寧に一つ一つ、舞い移っては蜜を吸い、ムラサキから離れない様子。
小さな花だけど、よほど美味しい蜜らしい。
20180529 IMG_8551 (1)補正 2ムラサキにとまるモンシロチョウclip

写真を撮っていたら、
植物園のスタッフさんが来て、親切に色々と教えてくれました。
「日本の自然界で出会うことはまず不可能になった希少種」と。
ムラサキはレッドデータブックの筆頭に上がるほど逼迫した絶滅危惧種らしい。
20180529 IMG_8554ムラサキの花
畝によって生育が違って見えたのは、年生によって分けているから。
3年生株は70cmほども草丈があり、
根元から分かれた茎の先でさらに分枝しているのが2年生と違う。
20180529 IMG_8553ムラサキ年長株

発芽して3年育った株が並ぶ畝。
この園では、ムラサキは4年経つと畝の土を入れ替えるのだそうだ。
同じ土では4年も経つと生きられないのだそう。
一種の連作障害?病害虫に弱いということなのでしょうか。
根は長い直根らしいので、移植も難しいのでしょうね。
種はよく結実するけれど発芽率が低く、増やすことがとても難しいらしい。
かつて自生していた頃は、広大な平原が残されていて、
少しずつ生育場所を変えながら世代交代して存続できていたらしい。
20180529 IMG_8552 (1)補正 2ムラサキ年長株の畑

今や、広くて平らな所は人の建造物か、田畑の耕作物が並び、
もはやムラサキが自力で種を保存できる場所は日本には残されていないということ。
そう思い馳せると、何だか悲しい気分になってきました。
20180529 IMG_8552 説明板(1)補正 2ムラサキ年長株の畑clip

「萬葉名: むらさき  十七種
現代名: ムラサキ(ムササキ科) 花期6月~8月
学名: Lithospermum erythrorhizon

『ムラサキ』は日当たりの良い草地に自生する高さ50センチ程の多年草であるが、わが国では絶滅危惧種に指定されている。
昔は武蔵野や蒲生野(ガモウノ)など各地に自生し栽培されていたが、現在、野生種は日本中に約1,000株程と言われている。
『紫草(ムラサキソウ)』は茎や葉などの全体に細かな『粗毛(ソモウ)』があり、6~7月頃、5弁の白い小さな花が咲く。
古代『紫草(ムラサキソウ)』は貴族が着用する紫の衣服の染色に使われており、太い根を乾燥させると赤味を帯びた紫色になり、『紫根染め(シコンゾメ)』の重要な染料として使われ、名前はこれに由来する。紫色は日本だけでなく、エジプト・ギリシャ・ローマ・中国などでも高貴な色としてみなされ、尊重されてきた。また『紫根(シコン)』は漢方で解熱・解毒の薬にしたほか、皮膚病、やけどの妙薬などにも利用された。」

 と、説明板に書かれています。

スタッフさん曰く、蝶の他にも色んな昆虫が集まってくる植物なんだそう。
20180529 IMG_8551 (1)補正 2ムラサキにとまるモンシロチョウ

発芽率が悪いのだから、種の結実が多くできるように
ムラサキの生き残るための必死の戦略なのかもしれませんね。

スタッフさんが突然スラスラと暗唱して
意味や当時の歌詠みの文化の一旦を説明してくれた歌が
入場券に載っていたので、記念に引用させていただきます。
 
託馬野(つくまの)
  生(お)ふる紫草(むらさき)
    衣(きぬ)に染(し)
 いまだ着(き)ずして
     色(いろ)に出(い)でにけり

          <笠女郎(かさのいらつめ) 巻三~三九五>

大意:片思いの恋を紫色に染めた衣装にかさねて『7いまだ結ばれないうちに他人に知られてしまった

笠女郎(かさのいらつめ)さんが大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌らしいです。
古典も文学も苦手でさっぱりですが、ほんのちょっとだけ古風な香りを味わった感がありました。
有名なのは次の2首でしょうね。
私ははじめの額田王の一首しか覚えてなかったですが。

茜(あかね)さす野行き標野(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る
                    額田王(ぬかたのおおきみ)
のにほへる妹を憎くあらば人妻故に我れ恋ひめやも
                    大海人皇子(おおあまのみこ)

根っこを抜かれて染料にされたり、
恋路の歌の題材にされつつも、
挙句の果ては、生息地をすっかり奪われ、
紫にしてみれば、ヒトに対して怒り心頭だったりしてね。

藤の花たちが花期を終えた5月下旬火曜日
開園まもない朝、人の少ない静かな園の片隅で
静かにひっそり蝶に蜜を提供する
すらりとノッポ、とっても小さな白花の植物、ムラサキ。
その佇まい、目に焼きつきました。

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バラクラのフリチラリアたち

バイモユリ、フリチラリア・ツンベルギー多植の庭、素敵です。
20180512 IMG_8206黄系フリチラリアとチューリップの庭
バイモユリ葉先のくるくる模様が可愛い。
20180512 IMG_8207バイモユリ(フリチラリア・ツンベルギー)
フリチラリア・ペルシカ。
20180512 IMG_8208フリチラリア・ペルシカ
白みがかったブルーグリーンの葉と
のねじれたフォルムが気に入りました。

フリチラリア ウバブルピスかな。
20160512 IMG_8202フリチラリア ウバブルピス
2016.05.12
他にも多様なフリチラリアがありました。

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バラクラ English Garden ~チューリップの庭風景

夕時に急に思い立って出かけました。
蓼科バラクラの庭はチューリップに溢れて春爛漫。
20180512 IMG_8210ピンクのチューリップ咲くバラクラの庭
2018.05.12
チューリップの咲き乱れる季節は初めて来ました。
黒花チューリップ、クィーン・オブ・ナイトの咲く庭。
バラクラのシンボル的なこの景色を目にするのは初めて。
20180512 IMG_8194バラクラのクィーンオブナイトの景色

アリウムもあちこちに沢山、蕾で待機中。
ここのは紫の小花が球花を作り始めています。
ギガンチウム?それともパープル・センセーションでしょうか。
20180512 IMG_8209沢山のアリウム蕾とピンクチューリップ

手前、白・黄覆輪葉のホスタ群生と黄花チューリップが美しくコラボ。
黄覆輪はゴールデン・ティアラでしょうか。
20180512 IMG_8204ホスタと黄チューリップの庭

ホワイト・レース・ガーデンの白花チューリップたち。
20180512 IMG_8212ホワイトレースガーデンの白チューリップ

シダが揃って葉を広げる様も美しい。 
20180512 IMG_8199シダの庭
2018.05.12
シダ類が美しいと思うようになったのは、2年ほど前の7月、車山周辺で
その群生の、葉やフォルムがシンクロする美しさにハッとして以来。
それを楽しむには、広い庭でないと難しいですね。

すっかり陽が傾いていたけれど、
5月の蓼科とは思えない初夏のような陽気。
奥の森でクロツグミが華やかな歌声を上げていました。

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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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