ピアノコンサート

昨日10月20日、藤田真央さんの演奏を鑑賞してきました。
チャイコフスキー国際コンクールで第2位という快挙もさることながら、相当なモーツァルト弾きと知り、そのモーツァルトを聴きたくてチケットを取り、この日を楽しみにしていました。実際本当に素晴らしかった。
まだ幼さの残る表情で、ゆっくり、少しヨロヨロするような不思議な歩き方でステージを進み、ところが椅子に座ると、歩き方から想像つかないくらい瞬時、間髪入れずに演奏をスタート。鍵盤を動き始めた指から奏でられるモーツァルトは一音一音が極上の真珠のようでした。ベートーベンもショパンもドビュッシーも素晴らしかった。
(ベートーベンのピアノソナタ・テンペストは、第一楽章の冒頭、耳を澄まして第一音を待っていたら、残念なことに、演奏開始と同時に誰か客の一人の携帯が鳴り出した。まさかの瞬間で、これには本当にびっくり、がっかり。当人はもちろん、慌てた様子で切っていたし、ショックだったか用ができたか、後に退出したようだけれど。本当にもったいない瞬間でした。)

今まで多くのピアニストの演奏を聴いてきて、優れた演奏にはその度に感動し、時に圧倒され、魅了されてきたのけれど、今回、真央さんの演奏には、何か違った魅力を感じました。常に、驚くほど常時、柔らかな手の動きが視覚的に印象に残りました。ソフトなピアノタッチの下で、ppからfffまで、どうしてあんなにも見事に弾き分けられるのかが本当に不思議なくらいエレガントな演奏で驚きました。特にピアニッシモはうっとりするほど美しい音でした。ショパンのスケルツォは繊細さとダイナミックさが揺れるように混ざり合って迫ってくるようで感動しました。溌剌さと繊細さとを併せ持った、今後がとても楽しみなピアニスト。音楽の幸せな時間をいただきました。

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台風19号が襲った千曲川の様子を、道中、高速から垣間見て心が痛んだけれど、前日に銀行から長野県の被災者支援の口座へ募金をしていたおかげか、幾分心のざわつきを抑えてホールに向かうことができました。

        Thank you for coming~♪♪♪
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ゴージャスなピアノリサイタル

昨日、牛田智大くんのピアノを聴きに行ってきました。

20160327牛田智大リサイタル

ひょこひょことステージに現れたスーツ姿のピアニストは、幼さが残る学生の風貌で、そこには素直さと清潔さが漂っていた。
椅子に座ると俯いてぐっと集中したかと思うと、柔らかに腕を動かして鍵盤を鳴らし始めた。

最初の曲、グリンカの歌曲「ひばり」は初めて聴いた。繊細な響きの向こうに雄大なロシアの風景が重なるような気がした。それにしても、しょっぱなから華麗な技巧たっぷりの曲を見事に演奏。
次のプレトニョフ編曲の「くるみ割り人形」の数々もオーケストラで聴くものとはずいぶんと異なる、技巧満点のピアノ・バージョンなのにびっくり。タランテラ、トレパークだったか、大音量の迫力にも驚いた。
間奏曲の後で、終わったと間違えて拍手し出すお客さんたちに、智大くんは笑顔でちょっと手を上げて制し、すぐに次を演奏を続けた。あまりにダイナミックな演奏だったから拍手したくてたまらなかったのかも。でも、集中が途切らされちゃ困るよね。
それと、一部の人、拍手し出すの早すぎ。いくら弾き終わったからといって、まだ奏者の意識が曲から戻ってきていないうちから拍手って。。静かに終わる曲は特に、音が消え入る余韻を味わいたいんだけどなぁ。


3つ目の演目が、楽しみにしていたショパンのバラード第1番。
それまでの華麗すぎる編曲ものの後で、すごくほっとした。もちろん、技術も重要な難曲なんだけど、やっぱりショパン。ピアノの詩人と言われる所以に納得。
智大くんのピアニッシモが透明感を持ってこちらにしっかり届いてきた。
ルバートもかけすぎず、テンポの揺れが程よくて心地よかった。(時々、悦に入りすぎた奏者が弾く揺らしすぎテンポのショパンを聞かされるけど、あれはちと不快だ。)
熱い第一主題と静穏な第2主題の対比がとても美しい、素直な演奏が素晴らしかった。

次は度肝を抜かれた。
リスト ―死の舞踏― 「怒りの日」によるパラフレーズS.525
鍵盤左端を数本の指で弾く超大音量。鍵盤右端に駆け巡る超ハイスピードの細かいタッチの連続は、ほとんどグロテスクと言いたいほど。時々現れる「ディエスイレ、ディエスイラ」のフレーズが恐ろしく不気味。これはたぶん、ホールでしか聴きたくない。小さな身体のどこからあの大音量を叩くことなく引き出せるのか、驚くばかり。多重音と超絶技巧の’リスト音楽’から、時々、逃げ出してホールを出たい気分になった。

休憩をはさんで、はじめはクライスラーの「愛の悲しみ」、「愛の喜び」。
ヴァイオリン曲なので、ラフマニノフ編曲のものを演奏してくれた。
まぁ、軽い小品と、寛いでいたらとんでもない。技巧満載の、結構長い曲だった。テーマが来ないと「愛の悲しみ」でも「愛の喜び」でもない、まるで別品。「ラフマニノフさん、やり過ぎじゃない?」と思ったのは、私だけかな。
それにしても、こうも弾き続けられる智大くんのテクニックとダイナミックレンジにびっくり。16歳という若さがなせる技でしょう。

次の「パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏曲」は、とても耳なじみよく、やっぱりロシアの雄大な自然風景が浮かんでくる。フィギュアスケーターが踊っている景色もよぎってきて困った。
この曲はあっという間に終わってしまった。

プログラム最後は「展覧会の絵」ホロビッツ編。
これまた度肝も抜かれる超超絶技巧に大音量の迫力。10曲にもなる大曲で、ときどき戻ってくるプロムナード以外、聴いているほうも気が抜けないスケールの大きな演奏だった。よくもまぁ、体力気力を要する難曲ばかりをプログラムに並べたもんだと、智大くんの16歳という若さと意欲、サービス精神に感心しきり。

1度のカーテンコールでさっと座って弾きだした1曲目アンコールは、シューマンのトロイメライ。
よく聴くのより遅めのテンポにのってくる、ピアニッシモのクリアな響きが心地よかった。
2曲目はエルガーの「朝の挨拶」。爽やかにリサイタルをしめくくってくれた。

モスクワ音楽院・ジュニア・カレッジで研鑽中の牛田智大くん、恐るべし!
今後さらに、どんなピアニストに成長していくのか楽しみです。

とても贅沢な時間を満喫しました。

一方、我ままなもので、ゴージャス迫力演奏のあと、モーツァルトやバッハの小品、はたまたビル・エバンスとかのあっさりジャズピアノが急に恋しくもなりました。

        Thank you for coming~♪

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音楽さんぽ~シルクロードの響き

4大陸フィギュアから、もうひとつ。
私が一番目をくぎ付けにされたのは
デニス・テンさんのフリー・プログラムの演技でした。
息を呑むような迫力ある演技に見入るうち、
何か別世界に連れて行かれたような
次元の違うものを見せてもらった気がします。

後で思い出してみると、
音楽と一体になった芸術作品になっていたんですね。
カザフスタンの乾いた大地に沸き起こっては静まる風のような。
(行ったことはありません。想像です。^^)
民族的な響きが素晴らしかった。

そ、そしたら、やっぱりです。

大・大好きなヨーヨーマ氏&一緒に演奏活動をする
シルクロード・アンサンブルの作品ではあーりませんか。
音源は
「十面埋伏(中国琵琶、中国笙、ギター、チェロとオーケストラのための)」だそうです。


昨年10月末に、
たまたま観ていた「アサイチ」で彼らの生演奏にびっくり。
ラッキーでした~♪
演奏されたは「天山の峰々」。
ものすごく感動したのを思い出しました。
とーっても気さくな、
ヨーヨーマさんの元気なトークも印象的でした。

こちらは別の。
去年のコンサートのための宣伝動画かな。
お借りします。



ヨーヨーマさんのCDは、お風呂の友。
小品集が主ですが、ほぼ毎日聴いています。
そのぐらい好きな演奏家なんです。
他にも気になってるのがあって。。
困っちゃったな、また欲しくなってきた。
我慢我慢。。また今度。^^;


う、、また雪がちらほら。


        見てくださってどうもありがとう~♪

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音楽さんぽ~序奏とロンド・カプリチオーソ

4大陸フィギュア、日本勢頑張ってましたね。
今回もまた、ハッとさせられる曲がいくつか。
まずは、記憶が新しいうちに。

永井優香さん。
ショートでは「エデンの東」・・・素敵でしたね。
でも、町田樹選手のイメージが瞬く間に浮かんでくる曲です。
そして、お題の、FPの「序奏とロンド・カプリチオーソ」

ジャンプでミスがあったものの、美しい演技。
今後が楽しみな若手の登場ですね。

そして、この曲はフランスの作曲家サンサーンスの作品で
ヴァイオリン名手のサラサーテの為に書かれたそうで、
スペイン風な曲なのですが、
よく演奏される「序奏とロンド・カプリチオーソ」とはかなり違う。
艶やかなヴァイオリンに代わって途中から、
ギター(?)がメロディを奏でたりリズムを刻んだり。
なんとも、ヨーロピアンではない、
ちょっとオリエンタルというか、
シルクロード的なものを彷彿とさせらて捉われたのは私だけでしょうか。
おそらくギターだと思うのですが、ちょっとウードにも似て
濁りのある響きは全然ヨーロッパ的でないというか。

色々調べてみたら、使われているのは
美人ヴァイオリニストの川井郁子さん編曲・演奏の作品らしいです。

<購入していないので、未確認です。m(..)m>

エキゾチックな香り、頷けます。
ギター(?)は誰の演奏でしょうか。
原曲が大好きという方には異論がありましょうが、
こんな風な、違ったテイストの捉え方、面白いです。

是非、また、この曲の、赤い衣装の優香さん、
世界の舞台での伸びやかな演技を見てみたいです。





        訪問、どうもありがとう~♪

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ショパン・バラード1番

羽生結弦くん、元気一杯復活してくれましたね。
中国大会以降、彼の演技を観戦するのが怖かったんですが、
グランプリ・ファイナルでは伸び伸びと、
大技ジャンプが華麗に決まり、美しい演技に見惚れました。
ちょっぴり転んだ後、はにかみ笑みがこぼれる姿も清々しかったです。

今日は、そのSPで演じられた曲について少し。^^
とても懐かしい曲なのです。

20141214ショパン・バラード1番

ソナタ形式の、ショパンのピアノ曲のなかでも大曲。
プロの演奏家でも10分を越えるくらいの曲。
私の持つ楽譜で14ページにもなる長い曲なので
当然、ショートプログラムの為に大幅にカット、編集されてますね。
静かな旋律は第一主題だけを主に使って
劇的に指の動くところを切り貼りして
あとは一気にPresto con fuoco. と指示のあるコーダ、
クライマックスへといった感じでしょうか。
緩やかな、美しい旋律はほとんどカットなんですが
これはまぁ、いたしかたないですよね。
スケート音楽としてとても上手く構成されていて
飽きのこない芸術作品になっているように感じました。
て、私、スケートのこと、全然知りませんけどね~。^^;

結弦くんの演技を見ながら、
1枚目のみ、ちょっと楽譜に記入して遊んでみました。

青い部分、静かに始まるユニゾンの1フレーズは、
うつむいて静かにリンク中央にたたずむ。

次のユニゾンはカット。
若草色のところで、首を回して、スケートの始まり。
(ここは休符でなくて1音入っていたような。)
オレンジの所で、両手を上げ
赤い所で、冒頭の4回転ジャンプ・・・決まった~~!!!

20141215ショパン・バラード1番での動き

全部追ってたら、すごく時間がかかりそうなので、ここまでです。^m^

羽生選手の演技はこちら。
(frida340さん、ありがとうございまーす。)


この曲、スケートでは初めてかと思ったら
2010~2011の浅田真央ちゃんがエキシビションで演じてるんですね。
(icenews2011さん、ありがとうございます。)
そちらはまた、なんともエレガント!!!
美しく、ため息がでます。
曲の構成が全然違っていて、比べてみるとまた面白いです。

line小花


自分の事に話をもどしますと…

小学校2年から高校3年の中頃までずっと、
大学2年以降は間隔をおいて断続的に習い続けていたピアノ。
(鍵盤が足りなくて、やっとピアノを買ってもらえたのは中1の冬だったかな。)
就職してしばらくして再度、始めたのですが
年のさほど違わない、けど、
技術も情熱もお人柄も、とても素晴らしい先生に出会ったんです。
とても弾けそうにない難曲を与えられたのだけど
目の前で見せてくれる柔らかなタッチの手本に感動して
刺激を受けて一生懸命に練習した曲の数々。
中でも難曲のひとつがショパンのバラード1番なんです。
テンポの速い所で全然指が回りきらず、
よく笑われてましたけどね~。^m^

この曲は私にとっては、自己満足にもならず、
弾けば弾くほどストレスになりそうな曲なんですが、
それでも、また、ひもといてみようかなって
結弦くんのスケートのおかげで良い刺激をいただきました。*^^*


        見てくださってどうもありがとう~♪

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プロフィール

ぶるどねーじゅ

Author:ぶるどねーじゅ
はじめまして。
家族とわんこが大好き、
自然や植物が大好き、
Classic&Jazzが好き。
サザンも大好き。
信州に暮らしております。

14歳11ヶ月のままの
愛犬シャーロック
(1998.5.2~2013.4.16)
の穏やかな眼差しを感じながら
庭作りをしております。

風任せ、気ままにつづります。

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